現在のラボ:横浜ラボ
○尿中ミオグロビン〔CLEIA〕
項目コード:B801 0
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
尿中ミオグロビン〔CLEIA〕
5C090-0000-001-052 -
部分尿
6 - U50
-
(22日)
- 2~4
-
131
※4
-
CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - 2.0未満(ng/mL)
-
尿中ミオグロビン〔CLEIA〕
備考
&1
採尿後、速やかに専用容器に入れ、冷蔵してください。凍結は避けてください。
採取した尿を速やかに専用容器(U50)のラベルに印刷してある線まで入れ、よく混和させ冷蔵保存にてご提出ください。
凍結保存は避けてください。
診療報酬
D007(36)
ミオグロビン定量
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
- 「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定性」及び「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定量」は、ELISA法、免疫クロマト法、ラテックス免疫比濁法又はラテックス凝集法により、急性心筋梗塞の診断を目的に用いた場合に限り算定する。ただし、「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定性」又は「心臓由来脂肪酸結合蛋白(H-FABP)定量」と「ミオグロビン定性」又は「ミオグロビン定量」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
U50 旧容器記号 Y5 13
保存剤入り (容器容量10mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
臨床意義
ミオグロビンは主に心筋や骨格筋に存在する分子量約17,500のヘム蛋白質で、筋組織内において酸素の運搬や貯蔵を行う物質であり、心筋や骨格筋に障害が起きると血中に逸脱されます。血中に逸脱したミオグロビンは、腎臓より速やかに尿中に排泄されることから、心筋梗塞や横紋筋融解症などで高値を示す事が知られています。
本項目は、心筋や骨格筋の障害の評価や治療経過のモニタリングなどに有用です。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
心筋梗塞、進行性筋ジストロフィー、横紋筋融解症
参考文献
臨床意義文献
前田 真紀子,他:医学と薬学 38(5):1003~1009,1997.