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項目コード:3684 9
検査項目
JLAC10
UV法(Ultraviolet absorption spectrophotometry)
紫外部吸光光度分析
測定原理は比色法と同様で、紫外部波長を用いて測定する方法。通常は200~400nmの近紫外部の波長が使われる。
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本項目は、TOTALのCK (CPK) の測定結果も併せてご報告いたします。
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
クレアチンキナーゼ(CK)は、骨格筋、心筋の可溶性分画を中心に存在する酵素で、細胞の損傷によって血液中に遊出する酵素である。CKは2量体の酵素でM型(筋型)とB型(脳型)の二つのサブユニットからなり、主に骨格筋由来のCK-MM型、脳、平滑筋由来のCK-BB型、心筋由来のCK-MB型の3種のアイソザイムのほかにミトコンドリア・アイソザイムや免疫グロブリンとの結合型CK(マクロCK)がある。意義としては、各アイソザイムの由来から、骨格筋、心筋、脳、平滑筋などに障害をきたしている場合などの診断や、経過観察に有用である。
急性アルコール中毒, 強度の運動後, 心筋梗塞の急性期, 心筋障害の急性期, 進行性筋ジストロフィー症, 多発性筋炎, 長期透析療法, 妊娠末期(陣痛時または分娩時), 脳外傷の急性期, 皮膚筋炎
測定法文献
Wurzburg U et al:Klinische Wochenschrift 54:357~360, 1976.
臨床意義文献
佐藤 雅志:臨床病理 39(11):1129~1134, 1991.