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○カルシトニン
項目コード:3155 6
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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カルシトニン
4C035-0000-023-053 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
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130
※5
-
ECLIA
ECLIA(Electro chemiluminescence immunoassay)
電気化学発光免疫測定法
抗体を結合したビーズを用いて抗原と反応させた後,ルテニウムピリジン錯体で標識した抗体を抗原に2次反応させ,電気化学反応によりルテニウムピリジン錯体の発光強度を測定する方法。 -
M 9.52以下
F 6.40以下(pg/mL)
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カルシトニン
備考
&1
速やかに血清分離後,凍結保存してください。
診療報酬
D008(18)
カルシトニン
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
カルシトニンはカルシウム調節ホルモンのひとつとして副甲状腺ホルモンに拮抗し、血清カルシウム濃度を下げ、骨吸収を抑制する事である。またカルシトニンは甲状腺髄様癌では異常高値となる場合が多く、肺癌などの悪性腫瘍でも高値となる場合があるため、腫瘍マーカーとしての有用性が認められている。その他、骨塩量にも作用する事から高齢者の骨粗鬆症における重要性が示唆されている。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
低Ca血症, 老年性骨粗鬆症
上昇する疾患
Zollinger Ellison 症候群, 悪性腫瘍, 甲状腺髄様癌, 高Ca血症, 肺癌(oat cell), 慢性腎不全
参考文献
測定法文献
北川 亘,他:医学と薬学 72(1):97~108,2015.
臨床意義文献
岩瀬 克己:外科治療 105(4):347~352,2011.