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尿中NGAL

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 尿中NGAL
    5C230-0000-001-051
    部分尿
    2.0


    U00
    冷蔵
    (7日)
    2~4

    210
    ※1
    CLIA

    CLIA(Chemiluminescent immunoassay)
    化学発光免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,化学発光性物質で標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光性物質の発光強度を測定する方法。

    30.5以下 (ng/mL)
    クレアチニン換算値21.7以下 (μg/gCr)

備考

&1
白血球の混入により高値となる可能性があるため、採尿後、24時間以内にできるだけ速やかに400G以上で5分間以上遠心分離し、上清を提出容器に移しご提出ください。

診療報酬

D001(19)
好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)(尿)〔CLIA法〕
尿・糞便等検査判断料34点

  • 「L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)(尿)」と「好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)(尿)」を併せて実施した場合には、主たるもののみ算定する。
  • 「好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)(尿)」は、急性腎障害の診断時又はその治療中に、CLIA法により測定した場合に算定できる。ただし、診断時においては1回、その後は急性腎障害に対する一連の治療につき3回を限度として算定する。なお、医学的な必要性からそれ以上算定する場合においては、その詳細な理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

容器

臨床意義

好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(Neutrophil Gelatinase-Associated Lipocalin:NGAL)は、尿細管に急激なストレスがかかると、遠位尿細管での産生増加および近位尿細管からの再吸収阻害が生じ、数時間で尿中排出量が増加することから、AKIの早期診断に有用として注目されています。また、尿中NGALは1日後には半減するため、発症原因の特定や回復期のモニタリングにおいて病態をリアルタイムに反映するバイオマーカーとして期待されているほか、AKIの重症度や予後予測の指標となる可能性が示唆されています。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

急性腎障害(AKI)

参考文献

測定法文献
Cullen MR,et al:Ann Clin Biochem 49(2):190~193,2012.
臨床意義文献
師田 かおり, 他:生物試料分析39(4):228~233,2016.

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