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○IGF-1(ソマトメジンC)
項目コード:A282 8
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
IGF-1(ソマトメジンC)
4A015-0000-023-053 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(7日)
- 2~4
-
212
※5
-
ECLIA
ECLIA(Electro chemiluminescence immunoassay)
電気化学発光免疫測定法
抗体を結合したビーズを用いて抗原と反応させた後,ルテニウムピリジン錯体で標識した抗体を抗原に2次反応させ,電気化学反応によりルテニウムピリジン錯体の発光強度を測定する方法。 - 下記参照
-
IGF-1(ソマトメジンC)
備考
&1
年齢を明記してください。
診療報酬
D008(42)
ソマトメジンC
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △
- 「インスリン様成長因子結合蛋白3型(IGFBP-3)」を「ソマトメジンC」と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
IGF-1 (ソマトメジンC) 年齢別・性別における基準値
-
(単位:ng/mL)
年齢 (歳) 男性 女性 0 11~149 15~154 1 14~148 23~186 2 18~154 32~213 3 24~164 40~227 4 32~176 48~238 5 44~193 56~252 6 55~215 69~287 7 63~247 89~357 8 72~292 111~438 9 84~350 133~517 10 99~423 155~588 11 113~499 175~638 12 125~557 188~654 13 133~579 193~643 14 138~570 193~625 15 141~552 192~614 16 142~543 192~611 17 142~540 191~599 18 142~526 188~574 19 143~501 182~539 20 142~470 175~499 21 139~436 168~459 22 135~405 161~425 23 131~379 155~397 24 128~356 151~375 25 125~337 147~358 26 119~329 146~336 -
(単位:ng/mL)
年齢 (歳) 男性 女性 27 116~322 141~328 28 114~315 137~320 29 111~309 133~312 30 109~303 129~304 31 107~297 126~297 32 105~292 122~290 33 103~287 119~283 34 102~283 115~277 35 100~279 112~271 36 99~275 109~265 37 97~272 106~260 38 96~269 103~254 39 95~266 100~250 40 94~263 98~245 41 94~261 95~240 42 93~259 93~236 43 92~257 90~233 44 92~255 88~229 45 91~253 87~226 46 90~250 85~224 47 90~250 83~221 48 89~248 82~219 49 88~246 81~218 50 87~245 80~216 51 87~243 79~215 52 86~242 78~213 53 85~240 77~212 -
(単位:ng/mL)
年齢 (歳) 男性 女性 54 84~239 76~211 55 84~238 75~210 56 83~237 74~208 57 82~236 73~207 58 81~235 72~205 59 80~233 71~203 60 79~232 70~201 61 77~230 69~198 62 76~228 68~196 63 75~226 66~194 64 73~224 65~191 65 72~221 64~188 66 70~219 62~186 67 68~216 61~183 68 66~213 60~180 69 65~209 59~177 70 63~206 57~175 71 61~202 56~172 72 58~198 55~170 73 56~194 54~167 74 54~190 53~165 75 52~185 52~163 76 50~181 50~160 77 48~177 49~158 78 45~172 48~155 79 43~167 44~152 80以上 41~163 43~149
臨床意義
IGF-1(Insulin-like Growth Factor I)はソマトメジンCとも呼ばれ、GH(Growth factor Hormone;成長ホルモン)の作用により主に肝臓で産生されるホルモンです。
GHの分泌異常を反映するため、先端巨大症や下垂体性巨人症では高値を示し、下垂体機能低下症や成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性低身長、成長ホルモン欠損症)では低値を示します。そのため、GH分泌不全・分泌過剰疾患の診断やモニタリングに有用であり、「先端巨大症および下垂体性巨人症の診断と治療の手引き」には診断基準のひとつとして記載されています。
IGF-1はGHに比べ、運動やストレス、睡眠、食事の影響をほとんど受けず、結合タンパクと結びついていることから血中半減期が長く、日内変動が少ないとされています。一方で、年齢や性別によって変動がみられるため、血中IGF-1値を評価する際は、健常人の年齢、性別基準と照らし合わせて判断する必要があります。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
先端巨大症、下垂体性巨人症、下垂体機能低下症、成長ホルモン分泌不全性低身長症、成長ホルモン不応性症候群
参考文献
測定法文献
臨床意義文献
Isojima T,et al:Endocr J 59(9):771~780,2012.