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項目コード:3774 9
検査項目
JLAC10
酵素法
測定原理は比色法と同様で、測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。
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早朝空腹時採血(静脈)してください。採血後は速やかに冷却遠心にて分離し、凍結保存してください。
D007(19)
ケトン体分画
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

分離剤+凝固促進フィルム入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年

ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ケトン体とはアセト酢酸、3ヒドロキシ酪酸およびアセトンを総称したものである。
アセトンはアセト酢酸から非酵素的に生成され、アセト酢酸と3ヒドロキシ酪酸は相互に酵素的に転換される。アセトンは揮発性で呼気に排出されやすいためアセト酢酸と3ヒドロキシ酪酸をたしたものを総ケトン体としている。これらのケトン体は脂肪酸がβ酸化を受けた代謝産物であり骨格筋、心筋、腎臓などで利用される。
血中ケトン体が上昇するのは利用低下ではなく、主に肝臓でのケトン体生成(脂肪酸酸化)の亢進のためである。従って、血中ケトン体の増加する病態は、エネルギー代謝が脂肪酸に偏った状態であり、代謝の指標として有用である。
グルカゴノーマ、下痢、外傷、褐色細胞腫、飢餓、手術、糖原病、糖尿病、熱性疾患、嘔吐
測定法文献
西ヶ谷 晴美,他:医学検査 45(3):353, 1996.
臨床意義文献
原納 優,他:日本臨牀 48(増):323~333, 1990.