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○プレセプシン
項目コード:A250 3
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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プレセプシン
5C216-0000-022-052 -
血漿
0.4 -
PH5
↓
A00 -
(28日)
- 2~4
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301
※4
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CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 -
敗血症(細菌性)診断のカットオフ値
500 (pg/mL)
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プレセプシン
備考
&1
採血後は、速やかに血清または血漿分離し凍結保存してください。
ボルテックスミキサー等による激しい撹拌、緩やかな長時間撹拌、凍結融解はデータが高値となるため避けてください。
他項目との重複依頼は避けてください。
下図の容器に採血後、2~3回軽く転倒混和し、速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。ボルテックスミキサー等による激しい撹拌、緩やかな長時間撹拌、凍結融解はデータが高値となるため避けてください。他項目との重複依頼は避けてください。
診療報酬
D007(61)
プレセプシン定量
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
- ア 「プレセプシン定量」は、敗血症(細菌性)を疑う患者を対象として測定した場合に算定できる。
イ 「プレセプシン定量」と「プロカルシトニン(PCT)定量」、「プロカルシトニン(PCT)半定量」又は「エンドトキシン」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
PH5 旧容器記号 G 12
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
プレセプシンは、白血球やマクロファージの細胞表面受容体であるCD14のN末端断片であり、分子量約13kDaの低分子タンパク質です。顆粒球等が細菌を貪食する過程で細胞内に取り込まれたCD14がプロテアーゼによって分解されることで生成し、血中に放出されると考えられています。
プレセプシンは、敗血症患者において早期から高値を示し、重症度を反映して推移するマーカーであることが報告されています。また、従来の敗血症マーカーであるプロカルシトニンや炎症性マーカーCRPに比べ、外傷・熱傷・外科手術など非感染性の炎症を示す病態の影響を受けにくいという特徴があります。一方で、慢性腎不全患者、特に血液透析患者では高値を示す傾向があります。
本項目は、敗血症または敗血症を疑う患者を対象とし、血清または血漿中におけるプレセプシンの定量値をご報告いたします。より感染症に特異的な敗血症マーカーとしてご活用ください。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
敗血症(細菌性)
参考文献
臨床意義文献
遠藤 重厚,他:岩手医誌 64(1):1~14,2012.