現在のラボ:横浜ラボ
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現在のラボ:横浜ラボ
項目コード:A297 2
検査項目
JLAC10
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。
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トロンビン入り採血管は測定値に影響を与える恐れがあるため使用を避けてください。
FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症のカットオフ値は30pg/mL以上です。
D007(65)
FGF23〔CLEIA法〕
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
線維芽細胞増殖因子23 (Fibroblast growth factor 23:FGF23) は、血中リン濃度の調節を行うホルモンで、主に骨細胞により産生され、Klotho-FGF受容体複合体に結合することにより、腎近位尿細管でのリン再吸収と、血中1,25-水酸化ビタミンD濃度の低下を介する腸管のリン吸収を抑制させます。
血中FGF23は、PHEX遺伝子異常によるX染色体連鎖性低リン血症性くる病 (X-linked hypophosphatemic rickets:XLH) や、FGF23産生腫瘍による腫瘍性骨軟化症 (Tumor-induced osteomalacia:TIO) などの低リン血症において高値を示しますが、ビタミンD欠乏やビタミンD代謝障害、腎尿細管異常、リン欠乏を伴う低リン血症性くる病・骨軟化症においては低値を示します。
また、近年ではFGF23作用を阻害することにより低リン血症や成長障害が改善することが報告されています。
本項目は血清中のFGF23をCLEIA法により測定いたします。FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症の診断補助に有用です。
低リン血症性くる病、骨軟化症
測定法文献
和泉 裕一,他:医療と検査機器・試薬 42(3):219~224,2019.
臨床意義文献
福本 誠二:ホルモンと臨床 61(6):493~497,2013.