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○免疫グロブリン遊離L鎖κ/λ比(フリーライトチェーン)
項目コード:A295 4
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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免疫グロブリン遊離L鎖κ/λ比(フリーライトチェーン)
5A141-0000-023-062 -
血清
0.8 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
388
※6
- ラテックス比濁法
-
κ型 3.3~19.4(mg/L)
λ型 5.7~26.3(mg/L)
κ/λ比 0.26~1.65
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免疫グロブリン遊離L鎖κ/λ比(フリーライトチェーン)
備考
●検査結果について(試薬メーカー資料より引用)
・本測定結果は、補助診断としてご利用ください。
・診断・治療を決定する場合、また、臨床経過と測定値が一致しない場合は、病歴や他の検査所見も参考にして、総合的判断で行ってください。
・遊離L鎖の増加のため、抗原過剰により、予想外に低い測定値を示すこともあります。
・遊離L鎖の構造変化により、前回測定値と結果が大きく乖離する場合があります。
診療報酬
D015(29)
免疫グロブリン遊離L鎖κ/λ比
免疫学的検査判断料144点
- 「免疫グロブリンL鎖κ/λ比」と「免疫電気泳動法(抗ヒト全血清)」又は「免疫電気泳動法(特異抗血清)」を同時に実施した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
形質細胞で産生されるH鎖(重鎖:heavy chain)とL鎖(light chain)が結合し、免疫グロブリンが分泌される。L鎖はH鎖よりも多く産生されるため、H鎖と結合しない遊離L鎖(free light chain)は細胞外へ放出される。多発性骨髄腫をはじめとする単クローン性γグロブリン血症などにおいては、単クローン性の形質細胞が増殖し、κ型、或いはλ型のどちらかのL鎖の増加がみられ、κ/λ比は異常を示す。
参考文献
測定法文献
守田 由香,他:医学と薬学 74(8):945~950,2017.
臨床意義文献
清水一之:Lab Clin Pract 25(2):89~96,2007.