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○α1アンチトリプシン
項目コード:297902
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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α1アンチトリプシン
5C020-0000-023-063 -
血清
0.4 -
S09
↓
A00 -
- 2~5
-
80
※3
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ネフェロメトリー
ネフェロメトリー(Nephelometry)
抗原抗体反応による混濁物に光を照射させ,光の散乱強度を測定する方法。 - 94~150(mg/dL)
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α1アンチトリプシン
備考
&1
診療報酬
D006(10)
α1-アンチトリプシン
血液学的検査判断料125点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
α1-アンチトリプシン(α1-AT)は分子量51,000で394個のアミノ酸からなる糖蛋白である。生理的役割としては血中の最も主要なプロテアーゼインヒビターであって、種々のセリンプロテアーゼを阻害する。α1-ATは主に肝細胞で生成され、種々の炎症時に血中に増加する急性相反応物質の一つであり、炎症性疾患,悪性腫瘍の指標となる。また血中で遺伝的に著明な減少を示すα1-AT欠乏症が発見されて臨床的に注目されるようになった。α1-AT欠乏症は常染色体優性遺伝の形式をとり、小児肝硬変,若年性肺気腫などと高率に合併し、これらの疾患はα1-ATの関与が考えられている。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
ネフローゼ症候群, 悪液質, 栄養不足, 肝実質性障害, 劇症肝炎, 小児肝硬変, 新生児呼吸切迫症候群, 蛋白漏出症(欠乏...若年性肺気腫), 肺疾患(とくに肺気腫など)
上昇する疾患
ストレス症候群, 悪性腫瘍, 感染症(急性,慢性), 急性・慢性炎症性疾患, 血液疾患, 避妊薬の作用
参考文献
測定法文献
櫻林 郁之介 他:臨床病理 特53-71~81 1983
臨床意義文献
三宅 和彦 他:日本臨床 53-増-193~197 1995