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抗胃壁細胞抗体

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗胃壁細胞抗体
    5G185-0000-023-162
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    2~5
    FA

    FA(Fluorescent antibody method)
    蛍光抗体法
    目的とする抗原に対して,蛍光色素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光顕微鏡下で蛍光強度を測定する方法。
    蛍光色素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して抗体を反応させた後,蛍光色素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。

    陰性 (10未満)(倍)

備考

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容器

補足情報

臨床意義

抗胃壁細胞抗体は胃壁細胞の細胞質に対する自己抗体であり,抗内因子抗体(intrinsic factor antibody)とともに抗胃抗体と総称される。抗胃壁細胞抗体は,悪性貧血患者血清で高率に陽性となるが,抗内因子抗体より悪性貧血に対する特異性は低く,萎縮性胃炎を含む種々の胃疾患や甲状腺疾患,SLEやSjogren症候群などで陽性となるほか,健常人でも5~10%は陽性となるといわれている。よって,悪性貧血と疑う場合必ずしも特異性が高くないため,診断には抗内因子抗体やビタミンB12吸収試験を併用する必要がある。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

その他膠原病, 悪性貧血, 萎縮性胃炎

参考文献

測定法文献
山内 進:衛生検査 22-12-1085~1089 1973
臨床意義文献
長島 秀夫 他:日本臨床 42-春臨増-1421~1424 1984

関連項目

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