現在のラボ:静岡ラボ
○抗胃壁細胞抗体
項目コード:012121502 / 342302 6
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
抗胃壁細胞抗体
5G185-0000-023-162 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
FA
FA(Fluorescent antibody method)
蛍光抗体法
目的とする抗原に対して,蛍光色素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光顕微鏡下で蛍光強度を測定する方法。
蛍光色素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して抗体を反応させた後,蛍光色素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。 - 陰性 (10未満)(倍)
-
抗胃壁細胞抗体
備考
1
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
抗胃壁細胞抗体は胃壁細胞の細胞質に対する自己抗体であり,抗内因子抗体(intrinsic factor antibody)とともに抗胃抗体と総称される。抗胃壁細胞抗体は,悪性貧血患者血清で高率に陽性となるが,抗内因子抗体より悪性貧血に対する特異性は低く,萎縮性胃炎を含む種々の胃疾患や甲状腺疾患,SLEやSjogren症候群などで陽性となるほか,健常人でも5~10%は陽性となるといわれている。よって,悪性貧血と疑う場合必ずしも特異性が高くないため,診断には抗内因子抗体やビタミンB12吸収試験を併用する必要がある。
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
その他膠原病, 悪性貧血, 萎縮性胃炎
参考文献
測定法文献
山内 進:衛生検査 22-12-1085~1089 1973
臨床意義文献
長島 秀夫 他:日本臨床 42-春臨増-1421~1424 1984