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尿中トランスフェリン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 尿中トランスフェリン
    5C060-0000-004-062
    蓄尿
    0.5
    U00
    冷蔵
    (1ヵ月)
    2~5

    98
    ※1
    ラテックス凝集比濁法

    LA(Latex agglutination immunoassay)
    ラテックス凝集比濁法
    抗原または抗体を吸着(結合)させたラテックス粒子を用いて抗原抗体反応を行い,抗原抗体反応による凝集の濁度を,光を照射させて透過率または光の散乱強度から測定する方法。

    0.80以下(mg/day)

備考

&1
凍結保存は避けてください。採尿後,速やかにご提出ください。

診療報酬

D001(08)
トランスフェリン(尿)
尿・糞便等検査判断料34点

  • 「トランスフェリン(尿)」、「アルブミン定量(尿)」及び「Ⅳ型コラーゲン(尿)」は、糖尿病又は糖尿病性早期腎症患者であって微量アルブミン尿を疑うもの(糖尿病性腎症第1期又は第2期のものに限る。)に対して行った場合に、3月に1回に限り算定できる。なお、これらを同時に行った場合は、主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

糖尿病性腎症は致死的な合併症であり,従来腎症の診断は持続性蛋白尿の出現によって行なっていた。しかしこの時期に治療しても腎病変は不可逆であり,より早期に腎症の診断をくだす必要性より, 通常尿蛋白の多くを占めるアルブミンを測定し,その指標の一つとした。臨床的に尿中トランスフェリンを測定することは尿中アルブミン測定と同様の意義を有し,糖尿病性腎症の早期発見, 治療効果判定に有用である。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

腎症, 糖尿病性腎症

参考文献

測定法文献
齋藤 良一 他:日本臨床検査自動化学会会誌25(5):687~690,2000.
臨床意義文献
三崎 盛治 他:日本臨床 48-増-470~474 1990

関連項目

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