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サリチル酸

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
    採血時刻
  • 緊急
    サリチル酸
    3M205-0000-023-271
    血清
    0.4
    S7P

    A00
    冷蔵
    2~5

    特
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    抗炎症作用として 100~250(μg/mL)
    次回投与直前 (Trough濃度)

備考

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アスピリン、バファリン


採血容器についての注意事項  
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。

採血時刻についての注意事項  
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。 
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。 
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。 
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。

診療報酬

B001(02),B001(02ル)
特定薬剤治療管理料,サリチル酸系製剤(若年性関節リウマチ),サリチル酸系製剤(リウマチ熱),サリチル酸系製剤(慢性関節リウマチ)

  • 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

アスピリンで代表されるサリチル酸系薬剤は,解熱鎮痛薬,抗炎症薬,抗リウマチ薬として古くから多用され最も早くから血中薬物濃度モニターの対象となっていた。アスピリンはリウマチ性関節炎の治療に大量投与されるが,その分解産物であるサリチル酸は非線形性の体内動態を示し,半減期は2~3時間から20~30時間までばらつくため,過量投与時の中毒管理に血中濃度を正確に把握することが必要とされている。

参考文献

測定法文献
木村 英樹 他:日本臨床検査自動化学会会誌 33(5):860~864,2008.
臨床意義文献
久保 博昭:日本臨床 53(S上):998~1001 1995

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