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尿中免疫電気泳動 〔尿中ベンスジョーンス蛋白の同定〕

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 尿中免疫電気泳動 〔尿中ベンスジョーンス蛋白の同定〕
    5A145-0000-001-086
    部分尿
    0.4
    U00
    冷蔵
    4~7
    201
    ※6
    免疫固定法

備考

&1
特異抗血清の検索は異常蛋白を中心に行いますので,ご了承ください。年齢,病歴を明記してください。
使用する抗血清はIgG,IgA,IgM,κ,λの5つになります。

診療報酬

D015(22)
Bence Jones蛋白同定(尿)
免疫学的検査判断料144点

容器

臨床意義

正常の形質細胞ではL鎖とH鎖は異なるリボソーム上で合成され,会合して免疫グロブリンが完成する。細胞の腫瘍化によりL鎖がH鎖に比べて過剰生産されたり,H鎖の生産が抑制されたりしてL鎖の相対的な過剰状態が起き,骨髄腫などでは単一クローン由来のL鎖が遊離の形で血中に現れる。このL鎖は低分子のため糸球体を通過し,BJPとして尿中に排泄される。M蛋白血症患者の6割にBJPが認められる。また,全身性アミロイドーシスや稀ではあるが悪性リンパ腫でBJP尿を伴うこともあるが,健常人,リウマチ,高γ-グロブリン血症では,BJPは検出されない。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

アミロイドーシス, 多発性骨髄腫

参考文献

測定法文献
大谷 英樹 他:日常検査法シリ-ズ11 免疫電気泳動 2版 8~26 1977
臨床意義文献
山岸 安子 他:検査と技術 18-5-461~465 1990

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