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蛋白定量(髄液)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 蛋白定量(髄液)
    1C010-0000-041-271
    髄液
    2
    A00
    冷蔵
    1~3

    11
    ※4
    ピロガロールレッド法
    15.0~45.0(mg/dL)

備考


凍結保存は避けてください。検体は採取後,当日中にご提出ください。

診療報酬

D007(01)
総蛋白
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

  • 「蛋白分画」、「総蛋白」及び「アルブミン(BCP改良法・BCG法)」を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。

容器

臨床意義

髄液中に含まれる蛋白成分のほとんどすべては血漿に由来するが,血液髄液関門の存在により髄液総蛋白量は血液のわずか1/200以下の微量であり,主成分はアルブミンである。総蛋白量は脳室,大槽,腰椎部の順に濃度が高くなる。総蛋白量の病的増加は,中枢神経系や髄膜の病変の存在を示す所見と考えてよく,臨床上極めて重要である。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

くも膜下出血, ヘルペス性脳炎, 亜急性硬化症, 硬膜下血腫, 神経梅毒, 髄膜炎, 脊髄腫瘍, 多発性硬化症, 多発性神経炎, 中枢神経変性疾患, 脳梗塞, 脳実質の外傷, 脳腫瘍, 脳出血, 脳脊髄腫瘍

参考文献

臨床意義文献
加地 正郎 他:髄液検査法 (朝倉書店) 49~66

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