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プロテインS活性

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • プロテインS活性
    2B710-0000-022-311
    速やかに遠心
    血漿
    0.4
    PC2

    A00
    凍結
    2~5
    163
    ※3
    凝固時間法

    凝固時間法
    測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン,アクチン,塩化カルシウムを加え,凝固するまでの時間を測定する方法。

    M 67~164 
    F 56~126(%)

備考

&1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(23)
プロテインS活性
血液学的検査判断料125点 □

容器

補足情報



臨床意義

プロテインSは分子量約80,000の1本鎖糖蛋白でNH2末端にGla残基を含むビタミンK依存性血漿蛋白である。主に肝臓で合成され,血漿の他に血小板等に存在する。
血漿中のプロテインSの約60%は補体系制御因子のC4bpに結合して存在する。血液凝固制御系において活性化プロテインCによるFVⅢa,Fvaの失活化反応のコファクターとして機能する。
先天性プロテインS欠損症はプロテインSの量的又は質的異常の為に深部静脈血栓症をはじめとする血栓症をひきおこす。先天性プロテインS欠損症では総プロテインS抗原の低下の有無だけでなく,遊離型やプロテインS活性の低下の有無によりタイプⅠ(コアファクターをもたない複合体型であるヘテロ接合体PS欠損症),タイプⅡ(遺伝子発現不良が示唆されるホモ接合体欠損症),タイプⅢ(分子異常プロテインSが発現する分子異常症)までの分類がされている。

異常値を示す病態・疾患

低値疾患

SLE, ネフローゼ症候群, 肝硬変, 経口避妊薬服用, 抗ビタミンK製剤投与, 先天性異常症(タイプⅢ), 先天性欠損症(タイプⅠ,Ⅱ), 妊婦, 慢性肝炎

参考文献

測定法文献
藤岡 貴:医学と薬学 73 (5):621 ~ 626, 2016.
臨床意義文献
鈴木 宏治:日本臨床 68(増1):736~741,2010.

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