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項目コード:641602
検査項目
JLAC10
抗原を機械的にメイブレン上に点着し、抗原に対する特異的抗体を反応させた後、酵素で標識した抗体を、2次反応させ、抗体の検出を行う方法。
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測定対象は、抗HTLV-1抗体および抗HTLV-2抗体です。型別の報告ではありません。
D012(60)
HTLV-Ⅰ抗体(ウエスタンブロット法及びラインブロット法)
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ラインが認められない | 陰性 (-) | |
ラインが1本認められる (≧±) | gag p19 か gag p24 か env gp46 のいずれかが認められる | |
env gp21が認められる | 保留 | |
ラインが2本認められる (≧±) | env gp21が認められない | |
env gp21が認められる | 陽性 (+) | |
ラインが3本以上認められる (≧±) |
ヒトT細胞白血病ウイルスⅠ型(HTLV-1)は成人T細胞白血病(ATL)やHTLV-1関連脊髄症(HAM)等の起因ウイルスであり、HTLVキャリアの大部分は抗HTLV-1抗体を保有しています。HTLV-1抗体検査は、ATL、HAMの診断補助や、母子感染などの感染防止を目的としたキャリア検出に重要な役割を果たしています。HTLV-1抗体検査は、一次検査としてPA法やCLEIA法が用いられ、陽性が確認された場合に、ウエスタンブロット法(WB法)による確認検査が行われています。WB法の結果により判定が確定されますが、判定保留率が10~20%と高いことが問題となっています。本項目は、ラインブロット法により、抗HTLV-1抗体および抗HTLV-2抗体を検出する定性検査です。WB法と同様、一次検査での陽性例に対する確認検査として、新たに保険適用となりました。現状のWB法に比べ、判定保留率が低減することが期待されています。
成人T細胞白血病(ATL)、HTLV-1関連脊髄症(HAM)
測定法文献
Zrein M,et al:Clin Diagn Lab Immunol 5(1):45~49,1998.
臨床意義文献
Umeki K,et al: Clin Lab 63(2):227~233,2017.