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遊離脂肪酸(NEFA)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 遊離脂肪酸(NEFA)
    3F035-0000-023-271
    血清
    0.3
    S09

    A00
    凍結
    (28日)
    2~5
    59
    ※4
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    140~850(μEq/L)

備考

&1

診療報酬

D007(19)
遊離脂肪酸
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

容器

臨床意義

血清中の遊離脂肪酸は総脂肪酸の4~5%程度であり、他の脂質成分と比べると極めて微量の成分ですが、組織の重要なエネルギー源です。通常、糖質や脂質代謝の指標として脂肪組織における中性脂肪の動員状態、心筋や肝、或いはその他末梢組織での利用度を把握するために用いられ、臨床上では糖尿病、肝疾患のほか、各種の内分泌疾患で増減がみられます。
本項目は、血中ケトン体分画と同時に測定することで、その重要性が再評価されており、先天代謝異常症であるケトン体代謝異常症、脂肪酸代謝異常症、カルニチン回路異常症などの鑑別診断にご活用ください。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

先天代謝異常症、ケトン体代謝異常症、脂肪酸代謝異常症、カルニチン回路異常症

参考文献

測定法文献
Sugo S,et al:Clinical Chemistry 36(1):163,1990.
臨床意義文献
宇治 義則,他:日本臨床 53(増):611~614,1995.

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