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TBG定量(2020年5月29日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    TBG定量(2020年5月29日ご依頼分をもって受託中止)
    4B045-0000-023-002
    血清
    0.2
    S09

    A00
    冷蔵
    2~6
    130
    ※5
    RIA PEG法

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。

    15.9~35.6(μg/mL)

備考

&エ

診療報酬

D008(16)
サイロキシン結合グロブリン(TBG)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

容器

臨床意義

TBGは,電気泳動上でα1とα2グロブリンの中間に出現する分子量54,000の糖蛋白で、肝臓で合成分泌される最も重要な甲状腺輸送ホルモン蛋白質である。T4,T3の約70%と結合して存在し、血中半減期は約5日といわれている。血中におけるT3、T4の主な結合蛋白であり、甲状腺機能及び甲状腺ホルモンの作用状態を知る為に重要である。又、先天性の減少症、増多症の診断にも有用である。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

遺伝性TBG増加症, 急性肝炎、慢性肝炎活動期, 甲状腺機能低下症, 新生児, 妊娠(正常妊娠、胞状奇胎), 薬物(エストロゲン製剤、クロフィブラートなど)

低値疾患

ネフローゼ症候群, 遺伝性TBG欠損症, 遺伝性TBG減少症, 甲状腺機能亢進症, 低蛋白血症(肝硬変、低栄養状態), 糖尿病性ケトーシス, 熱性疾患(チフス、マラリアなど), 薬剤(アンドロゲン製剤、大量のグルココルチコイド、L-アスパラギナーゼなど)

参考文献

測定法文献
海瀬信子,他:核医学16(5):777~783,1979
臨床意義文献
家入蒼生夫:日本臨床63(増):272~276,2005.

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