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現在のラボ:千葉中央

直接クームス試験

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 緊急
    直接クームス試験
    5H121-0000-019-101
    血液(EDTA-2Na加)
    1.0
    PN2,PN5
    室温
    2~4
    34
    ※6
    試験管法
    陰性

備考


*)血液は採血後、速やかにご提出ください。依頼項目ごとに単独の検体をご提出ください。年齢・輸血歴・疾患名を明記してください。
*)検査結果に影響を及ぼすことがありますので検体(血液や血清)は、採血当日中にご提出ください。
なお、検査時において採血後48時間を越えた検体での検査は、参考値としてご報告させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
血球を使用する検査の血液検体について
血球を使用する検査におきましては、凝固促進剤、分離剤入り容器の使用の際、偽陽性または異常反応を示す場合がありますので、血液材料は必ず指定容器(EDTA-2Na加)での提出をお願いいたします。
下図の容器に採血し,よく混和させ,室温保存で速やかにご提出ください。
他項目との重複依頼は避けてください。

診療報酬

D011(02イ)
Coombs試験(イ.直接)
免疫学的検査判断料144点

容器

補足情報

臨床意義

分子量の大きいlgMクラスの抗赤血球抗体は,生理食塩水中で赤血球を凝集させることができるが(完全抗体),分子量の小さいlgGクラスの抗赤血球抗体の場合には,凝集させることができない(不完全抗体)。
直接クームス試験は生体内ですでに赤血球と結合している不完全抗体を検出する方法である。自己免疫性溶血性貧血は,自己の赤血球に対する抗体(自己抗体)を産生することによる疾患で,既に体内で抗体が感作されているため,直接クームス試験は陽性となる。また,血液型不適合妊娠による新生児溶血性疾患は,母親が産生する抗赤血球抗体(血液型抗体)が,胎盤を通過し,胎児の赤血球を破壊するために引き起こされる疾患で,新生児赤血球の直接クームス試験は陽性となる。
この他,薬剤誘発性免疫性溶血貧血などの診断にも利用される。

異常値を示す病態・疾患

陽性疾患

血液型不適合妊娠(新生児溶血性疾患), 自己免疫性溶血性貧血, 薬物誘発性免疫性溶血性貧血, 輸血副作用

参考文献

測定法文献
浅井 隆善:医学のあゆみ167(9):700、1993.
臨床意義文献
日臨技輸血検査標準法改訂委員会:輸血検査の実際 (日本臨床衛生検査技師会) 108~111 1996

関連項目

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