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現在のラボ:千葉中央

グルコース

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 緊急
    グルコース
    3D010-0000-022-272
    血漿
    0.5
    PF2

    A00
    冷蔵
    (21日)
    1~2
    11
    ※4
    ヘキソキナーゼUV法

    UV法(Ultraviolet absorption spectrophotometry)
    紫外部吸光光度分析
    測定原理は比色法と同様で,紫外部波長を用いて測定する方法。通常は200 ~ 400nmの近紫外部の波長が使われる。

    70~109(mg/dL)

備考

*
下図の容器に採血し,よく混和させ,血漿分離してください。
血漿は冷蔵保存してください。

診療報酬

D007(01)
グルコース
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

補足情報

臨床意義

一般に血糖とは、血液中のグルコースのことをいい、空腹時の血糖値は恒常的に調節されている。血糖調節の最大の因子はインスリンであり、不足すると高血糖になり、過剰では低血糖になる。またインスリンの拮抗ホルモンにはグルカゴン,コルチゾール,カテコールアミンなどがある。
拮抗ホルモンの過剰によっても高血糖になり、不足すると低血糖になる。インスリン欠乏による高血糖を示す疾患は糖尿病であり、低血糖を示す代表的疾患は、インスリノーマ,脳下垂体不全症である。
高血糖がみられ,糖尿病が疑われたら、75gグルコース負荷試験を行う。早朝空腹時に75gグルコース液を飲ませて30分ごとに採血し、2時間までの血糖曲線を測定する。前値が140mg/dl以上、または2時間値が200mg/dl以上なら糖尿病型と判定する。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

アジソン病, インスリノーマ, 胃癌, 下垂体機能低下症, 肝疾患, 甲状腺機能低下症, 高インスリン血症, 小児特発性低血症, 食事性・機能的反応性低血糖, 腎性糖尿, 繊維腫及び肉腫, 中枢神経疾患, 脳下垂体不全症, 副腎皮質機能低下症

上昇する疾患

クッシング症候群, サイアザイド系降下症, 悪性高血圧症, 火傷, 外傷, 巨人症, 狭心症, 甲状腺機能亢進症, 骨折, 手術, 情緒的ストレス, 心筋梗塞, 代謝性疾患, 中枢神経系疾患, 糖尿病, 内分泌性疾患, 妊娠, 脳腫瘍クモ膜下出血, 副腎髄質腫瘍, 先端肥大症, 膵疾患

参考文献

測定法文献
日本臨床化学会試薬専門委員会:臨床化学20(4):247~254、1991.
臨床意義文献
前川 聡 他:日本臨床 53-増-527~531 1995

関連項目

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