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現在のラボ:千葉中央

ビタミンE

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ビタミンE
    3G080-0000-023-282
    血清
    0.5
    S09

    ASS
    凍結
    遮光
    7~13
    蛍光法
    0.75~1.41(mg/dL)

備考

&M
遮光してください。

容器

臨床意義

ビタミンE(トコフェノール)脂溶性の抗酸化ビタミンといわれα、β、γ、δの四つの各種同族体が存在する。生体は多彩な代謝系において,酸素をより反応性に富む活性酸素として利用するが,より多くの活性能力の高い酸素が入ると不飽和脂肪酸を燃やし毒性の高い過酸化脂質を生成する。この過酸化脂質が細胞膜を壊し細胞の機能を低下させ,栄養の補給や老廃物の排泄機能を麻痺させることになる。
ビタミンEは抗酸化作用のはたらきにより細胞膜に常駐し過酸化脂質の生成を抑制し細胞の安定化(生体膜安定作用)と血管保護作用,抗血栓作用,ホルモン分泌作用等機能維持に関与している。
血漿ビタミンEは未熟児、新生児で低値を示し、肝障害による胆汁うっ滞、脂肪吸収傷害では吸収が悪くビタミンE値は低下し,高度の欠乏状態では種々の神経症状が出現することが知られていることから,ビタミンEの欠乏状態の指標として用いられる。

異常値を示す病態・疾患

高値を示す疾患

①高脂血症をきたす疾患全て, ②妊婦

低値を示す疾患

①栄養失調症, ②未熟児、新生児, ③ビタミンE吸収障害症, ④Kwashiorkor, ⑤家族性ビタミンE欠乏症

参考文献

測定法文献
阿部 皓一 他:栄養と食糧 28-5-277~280 1975
臨床意義文献
玉井 浩 他:ビタミン 72-10-545~555 1998

関連項目

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