現在のラボ:千葉中央
○抗ミトコンドリア抗体
項目コード:3539 0
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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抗ミトコンドリア抗体
5G175-0000-023-162 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
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181
※6
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FA
FA(Fluorescent antibody method)
蛍光抗体法
目的とする抗原に対して,蛍光色素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光顕微鏡下で蛍光強度を測定する方法。
蛍光色素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して抗体を反応させた後,蛍光色素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。 - 陰性 (20未満)(倍)
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抗ミトコンドリア抗体
備考
&1
診療報酬
D014(21)
抗ミトコンドリア抗体半定量
免疫学的検査判断料144点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
抗ミトコンドリア抗体(anti-mitochondrial antibody:AMA)は,原発性胆汁性肝硬変(primary biliary cirrhosis:PBC)の診断に用いられる疾患特異性の高い自己抗体である。AMAの対応抗原はその局在や酵素処理に対する反応性などからM1~M9までの亜型に分類されており,PBCに特異的な抗体は抗M2,M4,M8,M9抗体である。
厚生省難治性の肝炎調査研究班による診断基準では,肝生検による組織学的な裏付けがなくとも,臨床的にPBCが考えられ,AMAまたは抗PDH抗体(抗M2抗体)が陽性であればPBCと診断してもよいとしている。ただし,本検査はこれら抗ミトコンドリア抗体を総括してみており,PBC以外の疾患(梅毒,一部の膠原病,薬剤性肝障害など)で陽性となる場合がある。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
原発性肝汁性肝硬変(PBC), 梅毒, 慢性活動性肝炎, 薬剤惹起性肝炎, 膠原病
参考文献
測定法文献
山内 進 :臨床免疫 7 (7) 825~830 1975
臨床意義文献
伊藤 忠一 他:日本臨牀 48(増刊号1):611~614, 1990.