現在のラボ:千葉中央
○SCCA2
項目コード:B530 1
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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SCCA2
5C250-0000-023-023 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(30日)
- 11~23
-
300
※6
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ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後、酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ、発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 -
参考基準範囲 1.6未満
軽症 1.6以上 2.6未満
中等症 2.6以上 6.0未満
重症 6.0以上
(ng/mL)
-
SCCA2
備考
&ハ
他項目との重複依頼は避けてください。
唾液・フケ・皮膚(表皮)・毛髪・爪などの混入により高値傾向を示す場合がありますので、検体の取り扱いには充分にご注意ください。
診療報酬
D015(26)
SCCA2
免疫学的検査判断料144点
- ア 「SCCA2」は、15歳以下の小児におけるアトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として、ELISA法により測定した場合に、月1回を限度として算定する。
イ アトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として「SCCA2」及び「TARC」を同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
SCCA2は、serpinスーパーファミリーに属するセリンプロテアーゼインヒビターであり、主に上皮細胞から産生されるタンパク質です。アレルギー性の炎症に関わるTh2サイトカインの一つであるIL-4およびIL-13で気道上皮細胞を刺激した際に発現が上昇するタンパク質として同定されました。
小児アトピー性皮膚炎患者におけるSCCA2値は、その重症度に応じて有意に上昇していることが報告されています。本項目は、小児アトピー性皮膚炎の重症度の指標として有用なマーカーであることが示唆されています。
参考文献
臨床意義文献
Nagao M,et al:J Allergy Clin Immunol 141(5):1934~1936,2018.