SRL総合検査案内

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現在のラボ:千葉中央

CD34定量

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    CD34定量
    5I164-0000-019-662
    血液(ヘパリン加)
    5.0
    PH5
    室温
    3~5
    フローサイトメトリー

    フローサイトメトリー(Flow cytometry)
    蛍光色素で標識したモノクローナル抗体で染色した細胞を高速度で流しながらレーザー光を照射し,前方散乱光(細胞の大きさ)や90°散乱光(細胞の内部構造)と蛍光強度(細胞表面の対応抗原)から個々の細胞を解析する方法。
    2種類の蛍光色素を用いて二重染色を行い解析する場合はTwo-colorフローサイトメトリーと呼ばれる。

    (/μL)

備考

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受託可能日は月~金曜日です。末梢血幹細胞(PBSC)でご依頼の場合は、ご依頼時に最寄りの営業所・営業拠点までご連絡ください。なお、DMSO含有の場合は、凍結保存してください。他項目との重複依頼は避けてください。
細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後、当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3. 骨髄液でのご依頼の場合は、専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。ただしCD34定量は保存液により希釈されると正しい検査結果が得られないため、専用容器(PH5)をご使用ください。
4.リンパ節など、組織でのご依頼の場合は、専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。
下図の容器に採血し、よく混和させ、室温保存してください。
DMSO含有の場合は、凍結保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。

容器

臨床意義

近年、悪性腫瘍の新しい治療法として末梢血幹細胞移植術(Peripheral Blood Stem Cell Transplantation:PBSCT)の臨床応用が開始されている。これは抗癌剤、放射線治療などによる骨髄抑制という致命的な副作用を防止するとともに、治療期間短縮などの効果も見込める有力な治療法とされている。
PBSCT施行時に重要なことは造血系を刺激するサイトカインであるG-CSFを投与し移植に必要な造血幹細胞を得ることにある。その評価の方法としては、従来コロニーアッセイ法により行われてきたが、3週間もの時間がかかることから一般に広く普及していないのが現状である。その点、フローサイトメトリー法は迅速かつ簡便な方法であり、採取したPBSC中の造血幹細胞数の把握のみならず、採取開始日や終了日の決定にも有効であり、その有用性は高いとされている。

参考文献

測定法文献
Chen CH et al:Journal of Hematotherapy 3-3~13 1994
臨床意義文献
渡辺 新:医学のあゆみ 170-10-898~902 1994

関連項目

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