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インフルエンザウイルスRNA 定性(2021年9月2日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    インフルエンザウイルスRNA 定性(2021年9月2日ご依頼分をもって受託中止)
    5F399-1450-041-866
    髄液
    0.5
    ARR
    凍結
    (3ヵ月)
    7~11
    RT-PCR

    RT-PCR(Reverse transcriptase-polymerase chain reaction)
    RNA が増幅対象の場合に,RNA を鋳型として逆転写酵素(reversetranscriptase:RT)により相補的なcDNAを合成してPCRを行う方法。

    インフルエンザ ウイルス A型 陰性 インフルエンザ ウイルス B型 陰性
その他の受託可能材料

備考

&エ
他項目との重複依頼は避けてください。咽頭ぬぐい液は凍結保存を避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

容器

補足情報

臨床意義

インフルエンザの流行は、主にインフルエンザウイルスA,B型によって引き起こされる。インフルエンザは、ほぼ周期的に毎年流行し、時には1918年のスペインかぜ、1957年のアジアかぜのように大流行をきたし、かぜ症候群の中で最も重要な疾患である。インフルエンザの特徴は、悪寒,戦慄,全身倦怠あるいは筋肉痛,関節痛,頭痛,咽頭痛等を伴う発熱であり、自覚的には重症感が強い。
近年、インフルエンザウイルス感染による肺炎等の合併症や脳炎,脳症,心筋炎等の重症例が多数報告されており、迅速診断が望まれる。インフルエンザウイルス感染の実験室診断法は、通常、発育鶏卵やMDCK細胞を用いたウイルス分離、あるいは、抗体検査による急性期と回復期の抗体価の比較がおこなわれる。しかし、これらの検査法では時間を要し、迅速診断は難しい。RT-PCRによるウイルスゲノムの検出は迅速かつ特異性,感度ともすぐれ、脳炎での髄液,全身感染による各臓器等、ウイルス量が少ない検体、あるいは、保存が悪くウイルスが失活している検体等、分離が難しい検体からの検出も可能である。

参考文献

測定法文献
Zhang W et al:Diagnostic Molecular Microbiology 373~382 1993
臨床意義文献
菅谷 憲夫:小児科診療 60-11-1855~1862 1997

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