現在のラボ:千葉中央
○単純ヘルペス ウイルス IgG(2018年12月6日ご依頼分をもって受託中止)
項目コード:6695 4
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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単純ヘルペス ウイルス IgG(2018年12月6日ご依頼分をもって受託中止)
5F190-1431-041-023 -
髄液
0.2 - A00
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- 3~5
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EIA
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 0.200以下 陰性 判定基準:下記参照
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備考
&エ
捕捉法 同時期の髄液と血清の双方を同時測定することにより,髄液中の局所産生抗体の証明が可能です。
容器
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
単純ヘルペスウイルスIgG 〔EIA〕(IgG捕捉法) 判定基準
検査項目 | 抗体 | 判定基準 (抗体力価表示:OD値) | |||||
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- | ± | 1+ | 2+ | 3+ | 4+ | ||
単純ヘルペスウイルス | IgG | 0~0.200 | 0.201~0.300 | 0.301~0.700 | 0.701~1.100 | 1.101~1.500 | 1.501~2.000 |
臨床意義
単純ヘルペスウイルスは,DNAウイルスで,1型(HSV-1)と2型(HSV-2)の2亜型に分けられている。
HSVの特徴は,初感染後体内に持続感染(潜伏感染)することである。初感染の多くは不顕性感染であるが,顕性,不顕性を問わず初感染後は三叉神経節,仙骨神経節に潜伏感染し,疲労,妊娠,怪我,熱性疾患その他の原因によってウイルスが再活性化されると,口唇周辺や陰部など特定の皮膚部位に水疱を生じる(回帰性ヘルペス)。
HSV感染症の診断法には,ウイルスやウイルス抗原を直接証明する抗原検査と血清抗体の上昇によって診断する抗体検査とがある。抗原検出法は,ウイルス分離をはじめ,病変部より得た細胞中のHSV抗原を蛍光抗体法(FA)を用いて証明する方法,モノクローナル抗体を用いたシェル・バイアル法がありこの方法は特異性が高い。また遺伝子検査としてin situハイブリダイゼーション,PCRなどによる方法があり,ヘルペス脳炎,新生児ヘルペス感染症などの早期治療により救命率を上げることが期待されている。抗HSV抗体の測定法として,EIA法は感度が高くまたIgG,IgM抗体の分別測定も可能である。中和法はEIA法に比べ感度的には落ちるが特異性は高い。また中枢神経疾患の場合EIA法のIgG捕捉法が有用であり,その特性から目的に応じて使い分けられる。以上から血清学的検査は,主として初感染の診断に有用であるが,中枢神経感染の診断や感染HSVの型別推定にも応用されている。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
ヘルペス性角結膜炎, ヘルペス性食道炎, 肝炎, 口唇ヘルペス, 新生児ヘルペス, 神経炎, 性器ヘルペス, 脊髄炎, 脳炎, 流産,死産,奇形
参考文献
測定法文献
吉田 晃 他:臨床とウイルス 14-4-469~475 1986
臨床意義文献
高須 俊明 他:日本臨床 47-2-401~412 1989