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現在のラボ:千葉中央

DUPAN-2

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • DUPAN-2
    5D170-0000-023-023
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4

    115
    ※5
    腫2
    EIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    150以下(U/mL)

備考

&1

診療報酬

D009(07),B001(03ロ)
DUPAN-2,悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○

  • 「アポリポ蛋白A2(APOA2)アイソフォーム」と、「癌胎児性抗原(CEA)」、「DUPAN-2」又は「SPan-1」を併せて測定した場合は主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

DUPAN-2抗原はヒト膵癌培養細胞HPAF-1を免疫抗原として作成したモノクローナル抗体が認識する抗原で,ムチン様糖白として体液中に微量ながら存在する。正常組織では,各種消化器管,膵管,胆管,気管などの上皮細胞に存在する。
血清中では膵癌,胆道系癌,肝癌で高い陽性率を示し食道,胃,大腸などの消化器癌で陽性率が低い。また膵炎では急性・慢性を問わずほとんどが低値である。よって膵癌,胆道系癌が疑われた場合,良性疾患との鑑別に,補助として有用である。また,術後の治療効果の程度や再発の有無をよく反映するため,術後の経過観察に有用です。DUPAN-2とその他の腫瘍マーカーとは側立値に相関が認められないため,CA19-9などとの組合せにより診断率が向上します。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

肝癌, 肝硬変, 胆道系癌, 膵癌

参考文献

測定法文献
櫻林 郁之介 他:臨床病理 34-6-705~710 1986
臨床意義文献
張 正和 他:膵臓 1-1-69~77 1986

関連項目

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