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現在のラボ:千葉中央
○RAS・BRAF遺伝子変異解析
項目コード:
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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RAS・BRAF遺伝子変異解析
8C241-0000-075-898 -
未染標本スライド
5枚
厚さ5~10μm - Z10
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- 4~7
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4000
※2
- PCR-rSSO法
-
RAS・BRAF遺伝子変異解析
備考
&1
病理材料でRAS及びBRAF遺伝子(KRAS遺伝子、NRAS遺伝子ともにexon2 codon12,13、exon3 codon 59,61、exon4 codon117,146を、BRAF遺伝子は、exon15codon 600)の変異解析を目的としております。病理材料以外は受託できません。
検査に必要な腫瘍細胞の割合は10%以上です。未染標本スライド提出に際しての留意事項は下記をご参照ください。
他項目との重複依頼は避けてください。
●留意事項
本検査に使用する組織片は、病理組織学的な評価がなされ、腫瘍組織の存在や含有量が確認されていることが受託の必須条件となります。切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌における治療選択の補助を目的として検査を実施した場合の保険請求上の名称は、「BRAF遺伝子検査」および「RAS遺伝子検査」で、悪性腫瘍遺伝子検査(2項目)の所定点数となります。
●提出条件
未染標本スライドは、病理組織学的な評価がなされ、検査に必要な腫瘍細胞割合(標本中の全細胞に占める腫瘍細胞の%)以上存在することを確認してください。必要な割合に満たない場合には、未染標本スライドの裏面から腫瘍細胞領域をマーキングしてください。 マーキングがされないまま提出されますと、マクロダイセクションができず、偽陰性など判定結果に影響を及ぼす可能性がありますので、あらかじめご了承願います。
●未染標本スライドについて
採取された組織は速やかに10%中性緩衝ホルマリン溶液に浸漬し、固定を行ってください(推奨固定時間は6~48時間)。ご提出の際には、可能な限り3年以内に作製したホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)ブロックより、指定の厚さにて連続切片を作製してください。なお、薄切時には検体ごとにミクロトーム刃を交換するなど、コンタミネーションに充分ご注意ください。また、組織のホルマリン固定により核酸が断片化されているため、固定液の種類や組成、固定時間、固定後の検体の保存状態によっては、解析不可能となることがありますので、あらかじめご了承ください。
●生検標本について
生検標本は検体が微量であることが多く、組織自体がほとんど消失している場合や、腫瘍細胞が含まれていない組織片になっている可能性がありますので、あらかじめご注意願います。
診療報酬
D004-2(注1イ)
悪性腫瘍組織検査包括(イ 処理が容易なもの) (◎マークの項目)2項目
遺伝子関連・染色体検査判断料100点 ◎
- 「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」又は「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合には、主たるもののみ算定する。
- 「悪性腫瘍遺伝子検査」は、固形腫瘍又は悪性リンパ腫の腫瘍細胞を検体とし、悪性腫瘍の詳細な診断及び治療法の選択を目的として悪性腫瘍患者本人に対して行った、遺伝子検査について、患者1人につき1回に限り算定する。
容器
Z10 旧容器記号 t 30
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
臨床意義
生体由来組織中のRAS遺伝子エクソン2(コドン 12、13)、エクソン3(コドン59、61)、エクソン4(コドン 117、146)変異及び、BRAF遺伝子変異(V600E)を解析する検査です。
切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌の化学療法開始前にRAS及びBRAF遺伝子変異を確認し、各遺伝子変異の有無に応じて治療法を層別化する検査として有用です。
大腸がん診療における遺伝子関連検査のガイダンス第3版に、切除不能進行再発大腸がん患者に対し、一次治療開始前にBRAF V600E遺伝子変異検査を実施することが推奨されています。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
大腸がん
参考文献
測定法文献
Bando H et al. BMC Cancer, 13:405,2013.
臨床意義文献
大腸癌研究会: 大腸癌治療ガイドライン医師用2016年版.
関連項目
- BRAF exon15 V600E(SEQ)
- PIK3CA 遺伝子 変異解析(SEQ)
- 大腸癌HER2遺伝子(FISH)
- 大腸癌HER2タンパク(IHC)
- BRAF V600E タンパク(IHC)