SRL総合検査案内

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現在のラボ:千葉中央

STIL-TAL1 mRNA定量

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    STIL-TAL1 mRNA定量
    8C465-9962-046-875
    骨髄液
    1.0
    H00
    冷蔵
    3~5

    2100
    ※2
    RT-PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

    キメラmRNAを検出せず
    (コピー/μgRNA)
その他の受託可能材料

備考

&1
凍結保存は避けてください。
受託可能日は月~金曜日です。
検体採取後、速やかにご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
造血器腫瘍遺伝子検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを下図の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。

診療報酬

D006-2
造血器腫瘍遺伝子検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点

  • 「悪性腫瘍遺伝子検査」、「造血器腫瘍遺伝子検査」、「免疫関連遺伝子再構成」、「FLT3遺伝子検査」又は「JAK2遺伝子検査」のうちいずれかを同一月中に併せて行った場合には、主たるもののみ算定する。
  • 「造血器腫瘍遺伝子検査」は、PCR法、LCR法又はサザンブロット法により行い、月1回を限度として算定できる。

容器

補足情報



臨床意義

1番染色体短腕(1p33)に座位するTAL1遺伝子の異常は、さまざまな遺伝子と融合遺伝子を形成することが知られておりT細胞性の急性リンパ球性白血病(ALL:Acute lymphocytic leukemia)、リンパ芽球性リンパ腫(LBL:Lymphoblastic Lymphoma)に認めらます。
del(1p33)欠失は、TAL1遺伝子上流に位置するSTIL遺伝子との微細部分欠失によりSTIL-TAL1遺伝子が形成される。遺伝子レベルの異常のため染色体検査G-Band法では検出ができず検出には遺伝子検査が必要となります。
WHO分類ではT細胞性リンパ芽球性白血病/リンパ腫(T-lymphoblastic leukemia/lymphoma)は染色体・遺伝子異常でのカテゴリー分類には至っていません。
本項目はSTIL-TAL1 mRNAをリアルタイムPCR法を用いて定量的に検出する検査で、治療経過のモニタリングなどに有用と考えらます。

参考文献

測定法文献
飯嶋 健太朗,他:SRL宝函 24(1・2):65~68,2000.
臨床意義文献
Arber DA,Orazi A,Hasserjian R,et al:Blood 127(20):2391~2405,2016.

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