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現在のラボ:千葉中央

EBウイルスDNA 定量

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • EBウイルスDNA 定量
    5F201-1441-019-862
    血液(EDTA-2Na加)
    2.0
    PN5
    冷蔵
    (28日)
    2~4

    310
    ※7
    PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

    検出せず(Log IU/mL)
その他の受託可能材料

備考

&1
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
下図の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

診療報酬

D023(08)
EBウイルス核酸定量〔リアルタイムPCR法〕
微生物学的検査判断料150点

  • 「EBウイルス核酸定量」は、以下のいずれかに該当する患者に対して、リアルタイムPCR法により実施した場合に算定する。
    ア 臓器移植後の患者については、移植後3月以内の場合は1週に1回、移植後1年以内の場合は1月に1回に限り算定する。ただし、移植後1年以内にEBウイルス核酸定量の測定を行い、核酸量の高値が認められた患者については、移植後1年以上経過した場合も、3月に1回に限り算定できる。
    イ 造血幹細胞移植後の患者であって、HLA型不一致の移植が行われた患者又は移植に伴い抗胸腺細胞グロブリンが投与された患者については、移植後3月以内の場合は1週に1回、移植後1年以内の場合は1月に1回に限り算定する。
    ウ 臓器移植後の急性拒絶反応又は造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病に対して抗胸腺細胞グロブリンが投与された患者については、抗胸腺細胞グロブリンの投与開始日から起算して2月以内の場合は1週に1回、6月以内の場合は1月に1回に限り算定する。
  • エ 移植後リンパ増殖性疾患を疑う患者に対して、当該疾患の診断の補助又は診断された後の経過観察を目的として実施する場合に算定する。ただし、経過観察を目的とする場合は、当該疾患と診断された日から起算して1月以内の場合は1週に1回、6月以内の場合は1月に1回に限り算定する。
    オ 悪性リンパ腫又は白血病の患者に対して、EBウイルス陽性の確認又は確認された後の経過観察を目的として実施する場合に算定する。ただし、経過観察を目的とする場合は、悪性リンパ腫又は白血病と診断された日から1年以内に限り、1月に1回に限り算定する。
    カ 再生不良性貧血の患者であって、抗胸腺細胞グロブリンが投与された患者については、抗胸腺細胞グロブリンの投与開始日から起算して2月以内の場合は1週に1回、6月以内の場合は1月に1回に限り算定する。
    キ 慢性活動性EBウイルス感染症を疑う患者に対して、当該疾患の診断の補助又は診断された後の経過観察を目的に実施された場合は、1月に1回に限り算定する。
    ク 上咽頭癌を疑う患者に対して、当該疾患の診断の補助又は診断された後の治療効果判定を目的として実施した場合に、それぞれ1回に限り算定できる。ただし、「ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) におけるEBウイルス」又は「グロブリンクラス別ウイルス抗体価におけるEBウイルス」を対象とした検査を併せて実施した場合には、主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

Epstein-Barr (EB) ウイルスは、成人の90%以上が感染しているウイルスであり、生涯にわたり潜伏感染を続けることが知られています。既感染者はEBウイルス関連抗体が陽性になることや、白血球細胞への潜伏感染から健常人の検体でDNA検査が陽性になることがあるため、抗体検査やDNA定性検査だけでは不十分であり、EBウイルス感染症の診断にはリアルタイムPCR法の定量検査による、EBウイルス感染症のモニタリングと迅速な診断が望まれています。
本項目は、1st WHO International Standardで標準化された体外診断用医薬品を用いて、血液および血漿中のEBウイルスDNAをリアルタイム法でDNA定量し報告いたします。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

EBウイルス感染症、免疫抑制状態や臓器移植患者における日和見感染症

参考文献

測定法文献
Kimura H,et al:J Clin Microbiol 37(1):132~136,1999.
臨床意義文献
日本造血細胞移植学会:造血細胞移植ガイドライン EBウイルス関連リンパ増殖症 2018年2月
日本小児感染症学会:慢性活動性EBウイルス感染症とその類縁疾患の診療ガイドライン 2016.

関連項目

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