現在のラボ:千葉中央
○抗サイログロブリン抗体〔CLEIA〕
項目コード:A469 1
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
抗サイログロブリン抗体〔CLEIA〕
5G290-0000-023-052 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(21日)
- 2~4
-
136
※6
-
CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - 19.3未満 (IU/mL)
-
抗サイログロブリン抗体〔CLEIA〕
備考
&1
診療報酬
D014(10)
抗サイログロブリン抗体
免疫学的検査判断料144点 ★
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
甲状腺疾患では、各種の甲状腺特有抗原と反応する臓器特異性の自己抗体が検出されることがあります。抗サイログロブリン抗体は、甲状腺濾胞内コロイド成分であるサイログロブリンと反応する自己抗体です。免疫グロブリンクラスのIgG抗体が主ですが、IgA、IgM抗体も認められます。
特に、免疫性甲状腺疾患である橋本病患者において本抗体の陽性率が高く、抗体価は広く分布します。バセドウ病患者においても本抗体は陽性を示しますが、抗体価は橋本病に比べて低い場合が多いです。よって、抗サイログロブリン抗体の測定は、自己免疫性甲状腺疾患の診断および鑑別に有用です。
参考文献
測定法文献
矢野 美沙紀, 他:医学と薬学 77 (5):793~804, 2020.
臨床意義文献
戸井田 晋, 他:ホルモンと臨床 43 (11):1107~1115, 1995.