現在のラボ:千葉中央
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項目コード:
検査項目
JLAC10
ダイレクトシーケンス法
PCR法で増幅したDNAを鋳型として直接塩基配列を決定する方法。
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凍結保存は避けてください。
MEFV遺伝子の全exon(exon1~10)を解析しています。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
倫理指針対象(下記参照)
指定の容器に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
D006-4(01オ)
家族性地中海熱
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
EDTA-2Na入り (真空採血量2mL)
内容:EDTA-2Na 3.0mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
家族性地中海熱(Familial Mediterranean fever:FMF)は、周期性発熱や腹膜炎、胸膜炎、関節炎などの炎症発作を特徴とする自己炎症性疾患です。かつては地中海民族に多い疾患とされていましたが、疾患関連遺伝子のMEFV遺伝子の発見に伴い、本邦でも認知が広がり、現在は、指定難病に登録されています。MEFV遺伝子は、炎症経路のひとつであるインフラマソームの働きを抑えるパイリンを産生し、その異常が病態に関与しています。しかし、病的変異があっても発症しない例や、典型的な家族性地中海熱の症状を呈しながらも病的変異を認めない症例もあることから、発症にはほかの因子も関与していると考えられています。
本検査は、臨床症状やほかの検査等では診断がつかない場合などに、家族性地中海熱の診断補助に有用な検査です。
家族性地中海熱
測定法文献
The International FMF Consortium:Cell.90(4):797~807,1997.
臨床意義文献
岸田 大, 他:信州医誌 67(4):229~240,2019.