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現在のラボ:千葉中央

悪性リンパ腫ALKタンパク (IHC)

  • 検査項目
    JLAC10

    提出材料
    検体量
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
  • 悪性リンパ腫ALKタンパク (IHC)
    5D594-0000-075-666
    未染標本スライド
    未染標本スライド2枚
    Z10
    室温
    5~8

    2700
    ※8
    免疫組織化学染色法

備考

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●悪性リンパ腫ALKタンパク (IHC) の提出方法について
1) 本検査は、免疫組織化学染色により、悪性リンパ腫の診断補助を目的とした検査です。 別途、鑑別診断を必要とされる場合は、他の染色標本や試料等も必要となるため、検査室までお問い合わせください。
2) 未染標本スライドでご提出の場合は、標本は3~4μmの厚さに薄切し、シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ、スライドグラス端から50mm以内に貼り付けてください。
3) パラフィンブロックにてご依頼の場合、未染標本スライド作製のため所要日数が遅れますので、営業員へご確認ください。また、未染色標本作製の料金もご請求申し上げます。

診療報酬

N002(06)
ALK融合タンパク
病理判断料130点

  • 「免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製」は、病理組織標本を作製するにあたり免疫染色を行った場合に、方法(蛍光抗体法又は酵素抗体法)又は試薬の種類にかかわらず、1臓器につき1回のみ算定する。
  • 「ALK融合タンパク」は、以下に掲げる場合において算定できる。
    ア 非小細胞肺癌患者に対して、ALK阻害剤の投与の適応を判断することを目的として、ブリッジ試薬を用いた免疫組織染色法により病理標本作製を行った場合(当該薬剤の投与方針の決定までの間の1回に限る。)
    イ 悪性リンパ腫患者に対して、悪性リンパ腫の診断補助を目的として免疫組織染色法により病理標本作製を行った場合(悪性リンパ腫の病型分類までの間の1回に限る。)

容器

補足情報

臨床意義

末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)は、特にT細胞系列に発生する非ホジキンリンパ腫であり、病型は多岐に分類されます。
なかでも未分化大細胞リンパ腫(ALCL)は悪性リンパ腫全体の1.5~2.0%を占め、ALK陽性ALCLとALK陰性ALCLでは予後および治療成績が異なるため、免疫組織化学染色法(IHC)などにより鑑別補助を行うことが重要です。また、「NCCNガイドライン日本語版 非ホジキンリンパ腫(2015年 第2版)」においても、「診断に適した免疫表現型検査」としてIHCを用いたALKタンパクの有無の確認が記載されております。
近年ではALK陽性ALCLにおいてALK阻害剤の効果が認められており、治療効果予測としても注目されている検査となります。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

PTCL、ALCL

参考文献

測定法文献
名倉 宏, 他:渡辺・中根 酵素抗体法 改訂四版(学際企画):147~150, 2002.
臨床意義文献
Fukano R, et al:Cancer Sci 111(12):4540~4547, 2020.

関連項目

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