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○クレアチニン
項目コード:0024 4
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
クレアチニン
3C015-0000-023-271 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(1ヵ月)
- 1~2
-
11
※4
-
酵素法
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。 - M 0.61~1.04 F 0.47~0.79(mg/dL)
-
クレアチニン
備考
*
推算GFRcreat(項目コード No.K833 6)を同時に依頼いただきますと推算GFRcreat値をご報告いたします。(下記参照)
診療報酬
D007(01)
クレアチニン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
- 「イヌリン」は、「尿素窒素」又は「クレアチニン」により腎機能低下が疑われた場合に、6月に1回に限り算定できる。ただし、「クレアチニン(腎クリアランス測定の目的で行い、血清及び尿を同時に測定する場合に限る。)」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
推算GFRcreatについて
日本人のGFRcreat推算式
男性:推算GFRcreat値 (mL/min/1.73m2) =194×Cr-1.094×Age-0.287
女性:推算GFRcreat値 (mL/min/1.73m2) =194×Cr-1.094×Age-0.287×0.739
報告条件
- クレアチニン (項目コード No. 0406 9 No. 0024 4:00830083 No. 008302 ) と同時依頼された場合のみ、ご報告いたします。
- 下記に該当する場合は、ご報告できません。
- 「クレアチニン」あるいは「推算GFRcreat」のいずれか1項目のみご依頼された場合。
- 年齢及び性別が依頼書に記載されていない場合。
- 年齢が18歳未満の場合。
- 正式な単位は、「mL/min/1.73m2」ですが、報告単位は「mL/min」と略して報告させていただきます。
臨床意義
クレアチニン(Cr)はクレアチンの代謝最終産物で,クレアチンから非酵素的にH2Oが取れた無水物である。
クレアチンは,グリシン(G),アルギニン(Arg),メチオニン(Met)の3つのアミノ酸から肝や腎で合成され,その大半はクレアチンまたはクレアチンリン酸として骨格筋に保有されている。筋肉細胞内では,クレアチンリン酸からCK反応によってATPが生成し筋収縮活動に利用され,その代謝産物として生成したクレアチンからクレアチニンが産生される。
血中非蛋白性窒素化合物の一つであるCrは腎糸球体から濾過され,ほとんど再吸収されることなく尿中に排泄される。したがって血中Crの測定は,腎での濾過機能の指標となり,そのクリアランスは腎機能を評価する上に有用である。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
重症筋ジストロフィー症, 長期臥床, 尿崩症, 妊娠
上昇する疾患
巨人症, 糸球体腎炎(急性・慢性), 腎不全(急性・慢性), 尿毒症, 先端肥大症
参考文献
測定法文献
安原 正善 他:臨床検査機器・試薬 17(1):59~67,1994.
臨床意義文献
吉村 学 他:日本臨床 53-増-464~468 1995