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尿中シュウ酸

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 尿中シュウ酸
    3E025-0000-004-237
    酸性蓄尿
    3
    A00
    冷蔵
    (21日)
    3~9

    200
    ※1
    キャピラリー電気泳動法

    電気泳動法
    荷電粒子の浮遊する電解質溶液に通電すると,粒子は各粒子の荷電と逆の極側に移動する現象を利用し,移動度から目的の物質を測定する方法。
    水溶液支持体にはセルロースアセテート膜,アガロースゲル,ポリアクリルアミドゲルなどが用いられる。

    M 10.3~41.5 F 9.0~37.7(mg/day)

備考

&1
6N塩酸10mLを入れた蓄尿ビンへ24時間蓄尿し,よく混和後必要量をご提出ください。なお,尿量があらかじめ少ないと予想される場合には,尿200mLに対して6N塩酸1mLの割合で添加してください。酸性蓄尿されていない場合は,シュウ酸カルシウムが析出する可能性がありますので,必ず酸性蓄尿(pH1.0~2.0)してください。凍結保存は避けてください。

診療報酬

D001(18)
シュウ酸(尿)
尿・糞便等検査判断料34点

  • 「シュウ酸(尿)」は、再発性尿路結石症の患者に対して、キャピラリー電気泳動法により行った場合に、原則として1年に1回に限り算定する。

容器

臨床意義

シュウ酸は尿路結石の約 8 割を占めるシュウ酸カルシウムを含む結石成因物質のひとつである。結石形成過程において尿中シュウ酸の増加が大きな影響をおよぼしていることが知られており、とくに再発性・多発性結石の予防および病因究明において有用である。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

ピリドキシン欠乏症, 原発性過シュウ酸尿症, 腸管吸収性過シュウ酸尿症, 特発性過シュウ酸尿症, 薬剤性過シュウ酸尿症

参考文献

測定法文献
小川 由英 他:腎と透析 臨増-151~157 1997
臨床意義文献
諸角 誠人 他:腎と透析 臨増-332~336 1987

関連項目

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