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○HCV抗原(コア蛋白質)
項目コード:6234 5
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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HCV抗原(コア蛋白質)
5F360-1500-023-051 -
血清
0.8 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
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102
※6
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CLIA
CLIA(Chemiluminescent immunoassay)
化学発光免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,化学発光性物質で標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光性物質の発光強度を測定する方法。 - 3.0未満 (定量下限値)(fmol/L)
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HCV抗原(コア蛋白質)
備考
&1
診療報酬
D013(05)
HCVコア蛋白
免疫学的検査判断料144点 ◇
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
C型肝炎は高率に慢性化し、20~30年の病期を経て肝硬変、肝癌へと移行し、肝癌の主たる原因になっている。C型慢性肝炎に対する治療は、治療効果予測、効果判定および患者の病態把握にウイルス量が重要な指標となる。このウイルス量の把握にはHCVRNA定量法が用いられるが、HCV RNA定量法と同様の動きをする検査法としてHCVコア抗原測定法が開発され、臨床の場において用いられるようになってきた。
HCVコア抗原はC型肝炎患者のウイルス血症の観察、インターフェロン治療の経過観察および感染者の病態把握のほか、HCV検診や輸血後の肝炎検査にも用いられている。HCVの構成蛋白質であるHCVコア抗原の血中の存在は現在HCVに感染していることを意味する。ただし、HCV感染の有無の判別に用いるにはまだ感度が充分ではなく、HCVコア抗原が陰性の場合、HCV RNA検査による確認が必要である。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
C型肝炎
参考文献
測定法文献
田原 和子,他:日本臨床検査自動化学会会誌36(2):267~274, 2011.
臨床意義文献
熊田 博光 他:消化器科 45(4):454~466,2007.