現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA
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項目コード:3385
検査項目
JLAC10
RIA(Radio immunoassay)
放射性免疫測定法
抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。
※1
D014(17)
抗DNA抗体定量
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
膠原病患者血清中には,種々の抗原特異性をもつ抗DNA抗体が検出される。DNAに対する抗体である抗DNA抗体は,対応抗原によって,抗dsDNA抗体,抗dsDNA抗体+抗ssDNA抗体,抗ssDNA抗体の3種類に分類される。二本鎖DNAに特異的な抗dsDNA抗体は,SLEの活動期と一致して変動する事が知られており,病態把握に有用である。また,ループス腎炎を伴った症例では高値を示し,非活動期のSLEでは低値となることから,経時的に測定することにより,疾患の活動性を把握することが出来る。検査においては,RIAでは二本鎖DNAの特異的な抗体が測定出来るが,受身赤血球凝集反応では,二本鎖および一本鎖DNAともに反応する為,定性的診断となる。
Sjgren 症候群, オーバーラップ症候群, 関節リウマチ(RA ), 強皮症(PSS ), 混合性結合組織病(MCTD ), 全身性エリテマトーデス(SLE ), 多発性筋炎(PM ), 皮膚筋炎(DM )
測定法文献
鈴木 王洋 他:臨床免疫 25-8-1096~1102 1993
臨床意義文献
東條 毅:日本臨床 53-増-381~383 1995