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現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA

肝細胞増殖因子 (HGF)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 肝細胞増殖因子 (HGF)
    4Z315-0000-023-023
    血清
    0.3
    S09

    A00
    凍結
    (1ヵ月)
    3~9

    227
    ※4
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    0.39以下(ng/mL)

備考

※1

診療報酬

D007(54)
肝細胞増殖因子(HGF)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「肝細胞増殖因子(HGF)」はELISA法により、肝炎にて劇症化が疑われる場合又は劇症肝炎の経過観察に用いた場合に限り算定する。

容器

臨床意義

肝炎や肝障害時に血中HGFレベルは増加し,mRNAも肝臓で強く発現し,肝再生の終結とともにHFG活性,mRNAレベルいずれもすみやかに低下することから,HGFは生理的に重要な役割を果たしている肝再生因子と考えられている。したがって,劇症肝炎だけでなく,急性肝炎をはじめとした各種肝疾患患者では血清HGFレベルが変動する。とくに劇症肝炎(亜急性型)でプロトロンビン時間,ヘパプラスチンテストが異常値を示すよりも早期に血清HGF値が上昇している症例が確認され,血清HGFの測定は劇症肝炎の予知に有用であり,とりわけ予後不良とされる劇症肝炎亜急性型における血漿交換療法等の特殊治療導入の時期決定の指標となり,本疾患の救命率向上に役立つ検査と考えられている。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

肝癌, 肝硬変, 急性肝炎, 劇症肝炎, 原発性胆汁性肝硬変, 臓器再生時(移植,肝以外の臓器傷害など), 慢性肝炎

参考文献

測定法文献
二井谷 好行 他:臨床検査 35-13-1360~1364 1991
臨床意義文献
杉山 宏 他:肝臓 34-7-493~503 1993

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