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現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA

悪性リンパ腫解析検査 (MLA)CD45ゲーティング(造血器悪性腫瘍細胞検査)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    悪性リンパ腫解析検査 (MLA)CD45ゲーティング(造血器悪性腫瘍細胞検査)
    血液(ヘパリン加)
    5.0
    PH5
    室温
    4~6

    1940
    ※3
    フローサイトメトリー

    フローサイトメトリー(Flow cytometry)
    蛍光色素で標識したモノクローナル抗体で染色した細胞を高速度で流しながらレーザー光を照射し,前方散乱光(細胞の大きさ)や90°散乱光(細胞の内部構造)と蛍光強度(細胞表面の対応抗原)から個々の細胞を解析する方法。
    2種類の蛍光色素を用いて二重染色を行い解析する場合はTwo-colorフローサイトメトリーと呼ばれる。

その他の受託可能材料

備考

※1
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。実施項目は下記をご参照ください。
細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後,当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3. 骨髄液でのご依頼の場合は,専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。ただしCD34定量は保存液により希釈されると正しい検査結果が得られないため,専用容器(PH5)をご使用ください。
4.リンパ節等,組織でのご依頼の場合は,専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,室温保存してください。
検体は採取後,当日中にご提出ください。

診療報酬

D005(15)
造血器腫瘍細胞抗原検査(一連につき)
血液学的検査判断料125点

  • ア 「造血器腫瘍細胞抗原検査」はモノクローナル抗体を用いて蛍光抗体法、酵素抗体法、免疫ロゼット法等により白血病細胞又は悪性リンパ腫細胞の表面抗原又は細胞内抗原の検索を実施して病型分類を行った場合に算定できる。
    イ 対象疾病は白血病、悪性リンパ腫等である。
    ウ 検査に用いられるモノクローナル抗体は、医薬品として承認されたものであり、検査に当たって用いたモノクローナル抗体の種類、回数にかかわらず、一連として所定点数を算定する。

容器

補足情報

臨床意義

悪性リンパ腫分類においては,LSG分類等の形態学による分類が中心でしたが,1994年に腫瘍発生母地に基づくREAL分類が提唱されて以来,免疫学的表現型(表面マーカー)に解析も取り入れられて,欧米を中心に普及・定着していきます。本検査は,REAL分類に基づき,CD45-SSCゲーティング法により,多数の表面マーカーを用い迅速かつ客観的に解析できることから,悪性リンパ腫の分類・診断において有用と考えられます。

参考文献

測定法文献
Borowitz MJ et al:American Journal of Clinical Pathology 100:534~540,1993.
臨床意義文献
杉本 耕一:血液内科 67(6):695~711,2013.

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