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現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA

赤痢アメーバDNA 定性

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 赤痢アメーバDNA 定性
    6B637-0000-015-851
    糞便
    0.5g
    F00
    凍結
    6~12
    PCR

    PCR(Polymerase chain reaction)
    DNAが加熱により2本鎖から1本鎖に解離し,冷却することで2本鎖に戻ることを利用し,1本鎖DNAを鋳型として目的のプライマーを結合させ,DNAポリメラーゼの転写反応によりDNA合成を行うことを繰り返し,目的とするDNA領域を指数関数的に増幅させる方法。

    (-)

備考

※1
採便後、速やかに凍結保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。

糞便の中央部より0.5g(小指先大)を指定の容器に入れ、速やかに凍結保存してください。

容器

臨床意義

赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)はヒトに病原性をもつ腸管寄生性原虫で、感染者の5~10%でアメーバ赤痢が発症します。
アメーバ赤痢は、イチゴゼリー様の粘血便、下痢、鼓腸、排便時の下腹部痛などの慢性的な消化器症状を伴う腸管アメーバ症と、赤痢アメーバが肝臓、肺、脳などに移行することで膿瘍を形成し重篤な症状を呈する腸管外アメーバ症に大別されます。腸管外アメーバ症はアメーバ赤痢の約1割を占め、そのうち、肝膿瘍が最も高頻度にみられます。
アメーバ赤痢は、感染症法で5類感染症(全数把握)に指定されており、症状や所見からアメーバ赤痢が疑われ、かつ、検査結果によってアメーバ赤痢患者と診断した場合には、7日以内に届出を行うことが定められています。検査方法としては、便や膿瘍液における顕微鏡下での病原体の検出、ELISA法による病原体の抗原の検出、PCR法による病原体遺伝子の検出、血清からの抗体の検出が示されています。
現在、広く用いられている検査方法は顕微鏡下での病原体の検出ですが、便の保存状態の影響を受けやすく、便中の白血球等との誤認も多く見られることが指摘されています。
本検査は、PCR法により、検体中の赤痢アメーバDNAを特異的に検出する定性検査です。病原体自体の存在を証明する検査法として、アメーバ赤痢の診断補助にご活用ください。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

アメーバ赤痢、アメーバ性肝膿瘍

参考文献

測定法文献
Tachibana H,et al:J Infect Dis 164(4):825~826,1991.
臨床意義文献
野崎 智義,他:アメーバ赤痢 2012年7月版:1~25,2012.

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