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インスリン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • インスリン
    4G010-0000-023-052
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    1~2
    100
    ※5
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    負荷前 1.84~12.2(μIU/mL)

備考


診療報酬

D008(08)
インスリン(IRI)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点

容器

臨床意義

血中インスリンの測定は,膵β細胞機能検査として重要であり,糖代謝異常を示す疾患(糖尿病,低血糖)の診断,鑑別,病態の解明などに広く用いられる。血中のインスリン濃度は,インスリン分泌消失速度が種々の生理的条件により鋭敏に影響されるため一定条件での測定が困難であり,故に通常は糖質負荷によるインスリン分泌刺激試験時に測定される.
・血中インスリンが高値を示す場合
糖尿病(肥満型,特に成人型)肥満型,二次性糖尿病の一部(先端肥大症, 巨人症, クッシング症候群,糖質ステロイド投与時,甲状腺機能亢進症,甲状腺機能低下症,肝疾患),低血糖症の一部(Insulinoma,膵外腫瘍の一部,インスリン自己免疫症候群), 妊娠,感染症,筋疾患の一部
・血中インスリンが低値を示す場合
糖尿病(特に若年型,重症例)二次性糖尿病の一部(褐色細胞腫,アルドステロン,Diazoxide 糖尿病)低血糖症の一部(膵外性腫瘍の大部分,副腎不全,下垂体機能低下)長期の飢餓

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

肥満・肝疾患・先端肥大症・インスリノーマ

低値疾患

下垂体機能低下, 低血糖, 糖尿病(特にIDDM), 副腎不全

参考文献

測定法文献
唐澤 美佳 他:医療と検査機器・試薬 29(5):479~484,2006.
臨床意義文献
臨床的意義文献は現在ありません:「医学と薬学」に投稿予定です

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