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○細胞診(婦人科LBC ベセスダシステム)
項目コード:L455 5
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検査項目
JLAC10 - 検査材料
- 検体量
- 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
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細胞診(婦人科LBC ベセスダシステム)
7A020-1652-076-650 -
子宮頸部・子宮腟部・腟内容・腟断端
- 容器ごと提出
- V41
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- 4~7
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1部位につき 150 +45
※8
- TP染色
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細胞診(婦人科LBC ベセスダシステム)
備考
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*専門医の判定が必要な場合(原則的にASC-US、Class Ⅲaまたは判定C以上)は通常日数より遅れる場合があります。
*検査材料、検体量につきましては下記を参照ください。
☆生材料は時間とともに細胞変性が進みます。スライド標本の作製が不可能である場合のみご提出ください。
細胞診検査の注意事項
細胞診検査は、必ずしも確定診断ではありません。検査結果はご提出いただいた標本において下されたもので、病変全体を反映するものではないことを、あらかじめご承知おきください。組織診検査等による総合的な診断をお勧めします。(検診検査は偽陰性となる可能性があります。)
一次スクリーニングを東京セントラルパソロジーラボラトリー(TCPL)へ委託する場合がございます。その場合、細胞診検査報告書の細胞検査士名の後に「T」マークが表示されます。
ヒトパピローマウイルス検査 (V41:ThinPrep容器) との同時依頼が可能ですが、その際、細胞診の所要日数が1~2日遅れます。
診療報酬
N004(01)+N004(01注1)
婦人科材料等によるもの +婦人科材料等液状化検体細胞診加算
病理判断料130点
- 「婦人科材料等によるもの」について、固定保存液に回収した検体から標本を作製して、診断を行った場合には、「婦人科材料等液状化検体細胞診加算」として、45点を所定点数に加算する。
- 「注1」に規定する「婦人科材料等液状化検体細胞診加算」は、採取と同時に行った場合に算定できる。なお、過去に穿刺又は採取し、固定保存液に回収した検体から標本を作製し診断を行った場合には算定できない。
- 同一又は近接した部位より同時に数検体を採取して標本作製を行った場合であっても、1回として算定する。
容器
V41 旧容器記号 f6
内容:メタノール55%
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年6ヵ月
補足情報
V41 (旧容器記号 f6) 検体取り扱い方法
採取方法
- 子宮頸部の細胞を採取する
綿棒以外の採取器具 (ブラシ、スパーテル) を用いて細胞を採取してください。
- 細胞を洗い落とす
採取器具を容器に入れ、容器の底で採取器具の先端が広がるように 10回程度押し付けた後、強くかき回して採取した細胞を洗い落としてください。
- しっかりフタを閉める
採取器具を取り出し、蓋の黒いラインが容器本体の黒いラインを左に超えるように、 しっかり蓋を閉め、室温保存してください。
(注) 採取器具の先端は容器に残さないでください。
[ご注意]
妊婦より細胞を採取する場合は、安全性を考慮し、ブラシ、スパーテル等などの採取器具の使用は避け、綿棒を使用してください。
ただし、綿棒で検査に必要な細胞量を採取するために、採取前に別の綿棒で粘液を除去し、
採取に使用した綿棒を保存液中で充分にすすぎ、採取した細胞を洗い落としてください。
容器には綿棒の先端を残さないで室温保存してください。
また、綿棒では無理な力がかかりますと折れる可能性がありますので充分にご注意ください。
- 依頼書,スライドグラスおよびオブジェクトケースへの記入方法
- 依頼書等への記入方法
- 検査材料の提出方法 [塗抹,固定,検査材料,検体量]
- 検査結果の報告
- 参考文献
- 依頼書の記入要項
- 検査結果の報告
- 標本作製方法と固定法
- 塗抹方法
臨床意義
悪性細胞の検出を主目的とするが、その他、原虫等の感染、良性異型細胞等の判定も行う。それにより臨床的には、腫瘍の良悪の判定、肉眼的に検知不可能な上皮内癌等の早期発見に寄与する。
参考文献
測定法文献
Strander B et al:Cancer111(5):285~291,2007