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抗Sm抗体〔CLEIA〕

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗Sm抗体〔CLEIA〕
    5G065-0000-023-052
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    147
    ※6
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    10.0未満(U/mL)

備考

&1
不活化(非働化)検体ではデータ影響を及ぼす場合がありますので避けてください。

診療報酬

D014(14)
抗Sm抗体定量
免疫学的検査判断料144点 ★

容器

補足情報

臨床意義

抗Sm抗体は,全身性エリテマトーデス(SLE)患者血清中に見いだされた抗核抗体群のひとつであり,従来の抗ENA抗体で検出されるRnase抵抗性のある抗ENA抗体と同一である。抗核抗体の染色型は斑文型を示す。
抗Sm抗体はほぼ常に抗U1-RNP抗体とともに陽性となるので,抗Sm抗体が陽性と判明したら,抗U1-RNP抗体も検査しておくほうがよい。通常は両抗体をセットして同時に測定することが多い。抗Sm抗体陽性のSLEは,低補体血症の頻度が高い。また抗DNA抗体とLE細胞の陽性率も高い。一部の例外を除き,抗Sm抗体は常に抗U1-RNP抗体とともに患者血清中に出現する。一般SLEで抗U1-RNP抗体が陽性であると,腎障害の頻度が低い。しかし抗Sm抗体が陽性の場合は,腎症が遅れて出現する傾向がみられるほか,中枢神経症状との関連を指摘する報告もある。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

オーバーラップ 症候群, 全身性エリトマトーデス(SLE)

参考文献

測定法文献
西山 進,他:医学と薬学 68(2):345~355,2012.
臨床意義文献
高野 慎,他:臨床検査 30(7):711~718,1986.

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