SRL総合検査案内

0個選択中

現在のラボ:静岡ラボ

α1アシドグリコプロテイン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • α1アシドグリコプロテイン
    5C025-0000-023-063
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    ネフェロメトリー

    ネフェロメトリー(Nephelometry)
    抗原抗体反応による混濁物に光を照射させ,光の散乱強度を測定する方法。

    M 45~98 
    F 39~86(mg/dL)

備考

1

容器

臨床意義

血漿中の蛋白質はアルブミン以外は大部分が糖蛋白質であるが,ヒトα1酸性糖蛋白質(α1AG)は糖含量が高いことで糖蛋白質の研究対象として注目されてきた。
α1AGは主に肝で産生され,分子量は約40,000と小さいが,尿中にはあまり排泄されないα1AGは,別名オロソムコイドorosomucoidとよばれ,血清ムコ蛋白(セロムコイド)の主成分である。
肝硬変やネフローゼ症候群ではα1AGの血中濃度は著しく低下する。肝硬変では肝での合成低下,ネフローゼ症候群では尿中へ大量に排泄される。また,急性相反応蛋白の1つであり,炎症や手術後のα1AGの増加はCRPよりも約1日遅く,約4~7日で最高値を示すことが多い。α1AGの1種である免疫抑制酸性蛋白(IAP)の増減とよく平行するので広義の腫瘍マーカーとしても用いられる。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

ネフローゼ症候群, 悪液質, 栄養不良, 肝硬変症, 肝実質性障害

上昇する疾患

ストレス症候群, 悪性腫瘍, 急性・慢性炎症性疾患, 血液疾患(急性相反応物質として増加)

参考文献

測定法文献
櫻林 郁之介 他:臨床病理 特53-71~81 1983
臨床意義文献
渡邊 富久子:日本臨床 53-増-203~206 1995

関連項目

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボを選択してください

ラボを選ぶ

ラボ切替機能追加/URL変更のお知らせ

ラボ一覧

検査・関連サービス事業 グループ会社:
  • 日本臨床
  • SRL北関東
  • 北信臨床