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○Ca(カルシウム)
項目コード:022302 1
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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Ca(カルシウム)
3H030-0000-023-271 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(2週間)
- 1~2(至急対応可)
-
11
※4
- アルセナゾⅢ法
- 8.5~10.2(mg/dL)
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Ca(カルシウム)
診療報酬
D007(01)
カルシウム
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
- 「カルシウム」及び「イオン化カルシウム」を同時に測定した場合には、いずれか一方についてのみ所定点数を算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
成人の生体には約1kgのCaが存在するが、その99%は硬組織(骨や歯牙)に含まれており、残りの1%が軟部組織や細胞外液中に存在する。
血液中に存在するCaは約0.1%にすぎないが、種々の生理機能調節に重要な役割を果たしており、主に副甲状腺ホルモン(PTH)と、活性型ビタミンDである1,25水酸化ビタミンD[1,25(OH)2D]により、腸管からの吸収、骨での出入り、腎尿細管での再吸収の各段階で調節されている。したがって、これらのホルモン作用の異常、あるいは腸管、骨、腎などの標的臓器の異常により血中Ca値に異常をきたす。また、血清Caの約50%は血清蛋白質(大部分はアルブミン)に結合している。そのため、血清総Ca測定時には必ず血清アルブミンを測定し、Payneの式などにより補正する。
補正Ca値(mg/dl)=血清総Ca値(mg/dl)+4-血清アルブミン値(g/dl)
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
ネフローゼ症候群, ビタミンD欠乏症, 吸収不良症候群, 急性膵炎, 低Mg血症, 尿毒症, 副甲状腺機能低下症, 慢性腎不全
上昇する疾患
Addison病, ミルク・アルカリ症候群, 悪性腫瘍骨転移, 家族性低カルシウム尿性高カルシウム血症, 褐色細胞腫, 急性腎不全, 原発性副甲状腺機能亢進症, 甲状腺機能亢進症, 多発性骨髄腫
参考文献
測定法文献
根占 哲也:都臨技会誌 34(5):270~281, 2006.
臨床意義文献
赤津 拓彦:日本臨牀 57(S2):239~242, 1999.
関連項目
- 副甲状腺ホルモン (PTH)(高感度)
- P(無機リン)
- カルシトニン
- イオン化カルシウム
- アルブミン (Alb)