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デヒドロエピアンドロステロンサルフェート(DHEA-S)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • デヒドロエピアンドロステロンサルフェート(DHEA-S)
    4D090-0000-023-052
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    164
    ※5
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    下記参照

備考

1
性別,年齢を明記してください。

診療報酬

D008(31)
デヒドロエピアンドロステロン硫酸抱合体(DHEA-S)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

容器

補足情報

臨床意義

ヒトの副腎皮質からはコルチゾールなどの糖質コルチコイド,アストステロンなどの鉱質コルチコイドおよび副腎性男性ホルモンであるDHEA,DHEA-S,アンドロステジオンが分泌されている。副腎皮質ホルモンの分泌には日内変動がある上,ACTH分泌動態を反映して血中レベルは刻々大きく変化する。ところがDHA-Sは生物学的半減期が長いため(約10時間),血中レベルの変動が小さい。よってDHEA-Sの血中レベルを測定は,副腎性男性ホルモンの分泌機能と,間接的にACTHの分泌機能を判定することが可能である。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

クッシング病, 異所性ACTH産生腫瘍, 先天性副腎過形成, 副腎癌, 両側副腎過形成

低値疾患

ACTH単独欠損症, アジソン病, 先天性ACTH不応症, 先天性副腎過形成, 先天性副腎低形成

参考文献

測定法文献
増戸 梨恵 他:医学と薬学 56(3):443~448,2006
臨床意義文献
後藤 公宣 他:日本臨床 63(S8):332~335,2005

関連項目

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