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カルバマゼピン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
    採血時刻
  • 緊急
    カルバマゼピン
    3L115-0000-022-024
    血漿
    0.5
    PH5

    A00
    冷蔵
    2~4

    特
    EIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    4~12(μg/mL)
    次回投与直前(Trough濃度)
その他の受託可能材料

備考

1
テグレトール、テレスミン、レキシン


採血容器についての注意事項  
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。

採血時刻についての注意事項  
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。 
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。 
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。 
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。


下図の容器に採血し、よく混和させ、血漿分離してください。
血漿は冷蔵保存してください。

診療報酬

B001(02),B001(02ロ)
特定薬剤治療管理料,抗てんかん剤(てんかん患者)

  • 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

カルバマゼピンは抗てんかん剤であり,中枢神経の抑制をせず抗てんかん作用を発揮する薬剤である。脳の中枢に作用してけいれんを抑制するので,てんかんのけいれん発作を抑え,てんかんに伴っておこる精神神経症状をも抑える。また三叉神経痛の痛みをとる目的でも用いられることがある。また最近は,そううつ病のそう状態にも適用されている。カルバマゼピンの抗てんかん効果は脳内濃度に依存し,末梢濃度と平行関係にあるため血液中濃度を測定することは意義がある。

参考文献

測定法文献
石橋 みどり 他:医学と薬学 42-6-1061~1074 1999
臨床意義文献
五味田 裕 他:日本臨床 53-増-907~910 1995

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