現在のラボ:静岡ラボ

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項目コード:04540A101 / 791801 4
検査項目
JLAC10
アレイCGH法
蛍光標識したサンプル由来DNAと正常細胞由来DNAを比較することにより、ゲノムに生じる増幅や欠失などのコピー数変化 (CNV) を検出するcomparative genomic hybridization (CGH) の原理とマイクロアレイの技術を組み合わせた方法です。
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凍結保存は避けてください。依頼書に性別・臨床診断名および臨床所見などをご記入ください。新生児採血におい
て、必要検体量に満たない場合はご相談ください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。指定の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
染色体検査のご提出について 検体は採取後、当日中にご提出ください。
倫理指針対象(下記参照)
指定の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。検体は採血後、当日中にご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。
D006-26
染色体構造変異解析
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
EDTA-2Na入り (真空採血量7mL)
内容:EDTA-2Na 10.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
現在の染色体検査は、染色体標本を顕微鏡で観察し染色体の数的異常や構造異常を検出し、国際規約 (ISCN) に準じて染色体異常の有無を解析します。構造異常は転座や部分欠失、付加染色体など多彩な異常が含まれ、異常のサイズもまちまちであり通常のG-band法では確認することが困難な場合があります。またFISH法は、ターゲットとする染色体領域の欠失の有無しか判定できず未知の異常を発見することができません。
本検査で用いるアレイCGH (comparative genomic hybridization) 法は、これらの点を克服し微細な染色体異常を網羅的に解析することができる検査方法になります。
本検査は、全血から抽出したゲノムDNAのコピー数変化 (CNV:Copy Number Variations) 及びコピー数変化のないヘテロ接合性の喪失 (cnLOH:copy-neutral loss of heterozygosity) の検出を目的としています。
本検査に関連して、2020年3月30日に日本小児遺伝学会、日本先天異常学会、日本人類遺伝学会等から「診療において実施するマイクロアレイ染色体検査のガイダンス」を公表しており、本検査が適切に用いられることを目的として、検査の適応、実施や限界などの本検査が適切に用いられるための提言がなされています。
発育遅延、知的障害、先天異常、外表形態異常等
測定法文献
David T. Miller, et al:Am J Hum Genet. 86 (5):749~764, 2010.
臨床意義文献
山本 俊至:脳と発達 42 (2):138~143, 2010.